きちんと伝える

1つ1つの小さな動作もシーンを展開するオファーになり得る。そう考えると、周りの誰が見ても、この人はこんな人だ。と分かるのはとても大事なことだと思う。特に目的がはっきりせずに勢いだけで演じてしまうと、薄いキャラクター、薄いオファーになってしまい、ストーリーがどこに向かうのか共演者も不安になってしまう。だけど、シーンの中でドンと「私はこんな人です!」と主張している人がいると、その人へのオファーがはっきりするのでスムーズにシーンが動く。


表現力が拙い方で主張するのは誤って伝わったり、伝わり切れなかったり失敗することも多いだろうけど、それを怖がらずにやっていくことで、新しいものも見えてくるんじゃないかと今日は思った。


あと、インプロは役者さんや脚本家、サラリーマンやOL、女子高生やバックグラウンドが全く違う人が集まって演じるから、演技力にバラつきがあるのは当たり前のことで、自分ばっかりそれを磨いても相手にきちんと伝わらなければ全く意味が無い。だから、相手が何をやりたいか感じ取って、自分もその感じを上手く伝えていくことが大事。『感じる力』、これも磨いていかないとなー。