『言葉は乗っかっているだけ』と『感情には層がある』気づき

日曜はいつもと別の団体が主催しているワークショップに行ってきました。内容は『台本を使ったインプロ』インプロは即興だからインプロなのに、台本を使ったら演劇じゃないかなと思っていましたが、受講してみて納得。台本通り話すのですが、すべてが台本どおりではなく、要所要所で台本のセリフを読んで、それがシーンに影響を与えていくスピットファイアーみたいな感じでした。


決まったセリフを読むと、『覚える』『いかに自分が上手くできるか考える』と視野が狭くなってしまいがちなので、その弊害を台本を用いることでわざと意識でき、セリフを読みつつも裏にある感情や気持ちの大事さ・メンバーとの調和を強く理解することができました。特に気づいた点は下記の二つです。


一つ目は『言葉は乗っかっているだけ』ということです。本当に大事なのは気持ちや感情で、言葉はその上に乗っかっているだけの表面的なものでしかないと感じました。


二つ目は『感情には層がある』ということです。例えば、“嫌い”というのは単純ですが、実は好きだけど事情があって“嫌い”なのか、心から嫌悪しているのか、深く傷つけられて哀しみの中での“嫌い”なのか、いろんなバリエーションの感情があって複雑に絡み合って成り立っているので、それを上手く表現できれば、とても奥深いシーンができるのではないかと思いました。