世の中に対して価値を与えているか!?

hikosanhikosan2010-03-18


今の仕事は社会にどんな価値を与えているのだろう?と最近よく考える。

僕らは企業の採用を支援する仕事をしている。といっても、“求人広告を出す”といった単純な仕事ではなく、人材要件の策定や採用ブランディング戦略、採用に関わる業務の改善提案や学生・社員とのコミュニケーションシステムの設計、新しい仕組みの社内への定着化、などクライアントと一体となって“採用”を考える様々な機会がある。

幸いなことにクライアントの採用チーム全体の会議にアドバイザーとして参加させてもらったり、社員の研修で講師を務めたり、クライアントに付き添って全国を行脚したり、貴重な経験ができている。
また、自分が出会った数々の社員が世の中を動かしていることを知って、自分と仕事と社会とのつながりを遠巻きながら認識することもできる。

ただ、僕らの仕事はクライアントには確かに役に立っているかも知れなけれど、“世の中にとって無くてはならない仕事”とまではなっていないと思う。というのは多分クライアントは僕がいなくなると困るかもしれないけど(そう信じたい・・・)、社会は僕がいなくなったとしても別に変わらず回るから。

クライアントから求められるだけでいいじゃん!と思うかもしれないけど、僕にはちょっと物足りない。
せっかく仕事をしているのだから、世の中に大きく役に立つ、意味のある価値を自らが関わってつくっていきたい!!
“採用”っていうのは単純に考えようと思えば人を採るだけってシンプルに考えられるけど、大きく考えれば、若い世代と社会(企業)との接点とも考えられる。ならば、僕らはその接点のインターフェースとして、企業の力を借りて若い世代に刺激を与え奮起させる、若い世代の成長余力、新たな感覚で社会の新しい在り方を企業に提案する。例えばこの2つを同時に行っていくことも可能なのではないだろうか。それは今の日本で意味があることだと思う。

“人を採る”採用も勿論大事で、それはそれでやっていく。ただ、僕のスタンスとしては、自分の仕事を『社会と若い世代とのインターフェース』と大きく捉えて、今までにない新たな価値を世の中に提供していきたい。それを落とし込んだサービスを1つ実現すること。それが今年の目標かな。