第三世界でひとくくり??

岡先生の聴講している授業で『聴講生なのに論文書いたらもっと岡先生とお近づきになれるのでは』というちっぽけな魂胆で簡単な論文を書くことになって、それはアラブ文学とかエジプト文学批評なんだけれども、作品を探そうと思ってWebで検索してみてビックリした!日本文学、中国文学、ドイツ文学などは沢山検索に引っかかるのに、アラブ文学やエジプト文学で検索しても全くといって良いほど引っかからない!!天下のアマゾンさんでカテゴリを辿って行ってまたビックリ!!俗に『第三世界』と呼ばれている国の文学作品は何と『そのほかの外国文学』でひとくくりにされている!!『そのほかの外国文学』ってところをクリックしてもう一つ下の階層を覗いてみると、そこには著者とタイトルが書かれていて、どこの国の作品かはわからなくなっている。



もちろんカテゴリが多くなりすぎると混乱するので、『そのほか』でまとめているのだろうけど、岡先生の授業で自分に大いに刺激を与えてくれたユースフ・イドリースたちの小説が『そのほか』っていう記号で括られているのはとても悲しい。沢山の意味を持っているイドリースの小説は万人に読まれないのに、わけわからん小説や映画が世間には出回ったりするんだもんね。


あとアマゾンの検索で『和書』はなんとなくわかるんだけど、『洋書』の『洋』がどうも先進国の文学作品ばかりに偏っている気がするのは気にしすぎだろうか?