2005年を振り返る。

2005年は自分にとって、脳内革命の年度だったと言える。沢山の刺激的な人たちと出会い、大いにショックを受け、自分の今までの価値観が全て崩されていった。思えば2004〜2005年はじめのdigi○社内スタッフで、周りの人に対して八方美人だったり、良い顔をすることばっかり注力してしまい、プロジェクトを失敗させて、「目的達成への意欲」を強く意識できていない自分、肩書志向の自分、周りに良い顔ばっかりしていてその実、何も生み出せていないショボイ「自分」を認識したことから始まって、就職活動中に失恋し、自分は本当に自分を0にできたと思う。


自分は本当に何もない。何も生み出せていない、頼ってくれる人もいない=価値がない。これを痛切に実感した。でも、だからといって、何か行動しないとずっとそのままで、そんなことは絶対にいやだったから自分の恥を省みずいろんなことに挑戦できたのだと思う。


親友の誕生会で企画書まで作って、その子を泣かすくらい感動させて、自分に何も無くても人を感動させる事はできるのだと実感したり、ミスターのジェンダーのプチ講義から始まって、『彼女の「正しい」名前とは何か』を呼んで、他人と自分との関係性に迷い、約8年位ぶりに本を読み漁るようになり、先人の知識を多く吸収するようになったり、いろんなイベント行って多くの人に自分の話をしてどんどん自分の話を精錬させていったり、バスケの大会に気の合う仲間と出るようになって、みんなで大声を出して笑うことの楽しさを改めて実感したりした。そんな感じで前期は流れていった。


そんで、夏休みはひたすら自分に取り戻すことに使っていたのだと思う。今まで肩書き志向とはいえ、それなりのものを生み出してきたし、いろんな人と触れ合ってきたのだから、それが、肩書き無しの状況でもいかせられるか?これがテーマだった。ビジネスコンテストデルタ、KING2005、ともに自分のできるできないに関わらず、「目的達成への強い意志」は誰よりも強く持ったつもりだ。その結果、いろんな人が積極的に関わってくれたし、終わったときにお互いに感動しあったりした。2つのビジネスコンテストは自分に自信を取り戻させる良いきっかけなった。ショボイ自分なんか関係ない。要するに目的達成を一番強く意識できてさえいれば良いのだと実感できた。


それからドリームゲートのかばん持ちインターンに参加することができて、117人とそれ以外にも素敵な仲間ができて、大いに刺激を受けた。かばん持ちで派遣されたビジョンでは内定者インターンの急激なモチベーションアップができて、新コンテンツの提案も無事通り、何も課題を与えられなくても、自分は勝手に必要なことを見つけ出して新しいものを生み出せるという強烈な自信となった。


その後も本を読んで憧れだった岡真理先生の授業を聴講させてもらえるようになり、気付いたら2人でお茶をしながらいろいろお話させていただけるようになったり、デルタで提出したプラン「ポケ京」のおかげでいろんなビジネスコンテストに出るようになったり、視野を広げさせてもらった。年末もDachincoの酒井さんと一緒に無理やりな感もあるけど、良い感じのイベントを開催でき、いろいろなやり残したもの(主に大学の授業関係)は残しつつも、上り調子で今年を終えられて、まぁ良かったという感じ。


2005年に出会った人々、体験したこと、読んだ本、全てが自分の血肉となって今の自分が構築されている。だから、その全てに感謝したい。


2005年、沢山の素敵な世界を見せてくれてありがとうございました。本当に感謝しています。来年は今年以上に素晴らしく世界をみれるようになりたいと思います。


ではでは。